レンサ
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フレンチラベンダー(French lavender)(ストエカス・ラベンダー):シソ科 ラバンデュラ属

撮影日:2008-06-06 撮影場所:埼玉県

植物 フレンチラベンダー

ウサギの耳のようなフレンチラベンダーが咲きました。ラベンダーと言えばグロッソを思い出す。北海道やフランスの丘を紫に染めていいる。グロッソは蕾が無数にあり、香りも良くハーブの女王と言われていますが、ラベンダーにも色々種類があり、シソ科ラバンデュラ属の後ろに

  • (1)イングリッシュ系
  • (2)ラバンジン系(イングリッシュ系の幾つかの種類と交配して生まれた)
  • (3)フレンチ系
  • (4)ストエスカ系

などを代表に4から6系統があり、フレンチラベンダーの中にもエイボンビュー・デンタータなどあります。

  • カメラ:Canon EOS 30D
  • レンズ:EF 24-70mm F2.8 L USM
  • レンズ:EF 70-200mm F2.8 L IS USM

フレンチラベンダーの管理と剪定

撮影日:2010-05-02 撮影場所:埼玉県

植物 フレンチラベンダー

管理・剪定について。

ラベンダーを私が育てながら学んだ剪定・管理について書きますが、最初にラベンダー全部に共通していること。ヒドコートですが同じに選定しているので載せておきます。

  • 水はけの良い大地と降り注ぐ太陽。そして乾燥気味の空気が大好き。
    もともと地中海沿岸などで育つため、降り注ぐ太陽と乾燥気味の気候が大好き。しかし一番エネルギーを使う開花は日本では梅雨時。梅雨を考えて管理する事で長く楽しめるのではないでしょうか。フレンチは特に花の旬が過ぎる頃まで咲かせると思う。花壇に直接植えてあるなら、真夏でも殆ど水はあげなくても良いと思いますが、葉と花を観察し元気が無ければ夕方水をあげる。特に夏場の日中は水が熱湯に変わるので。
  • 土はアルカリで、肥料は少なめ。
    日本の土壌の多くは酸性。石灰質で育つラベンダーはアルカリ性が大好き。地植えする一週間前に石灰をカレースプーンで「すり切れ2杯位」を植える部分にパラパラと撒く。そして直ぐに土と混ぜる。そのままにしておくと、水分で固くなります。植え付け後は毎年株から少し離れた部分に同じくらい撒いて混ぜますが花壇がコンクリートなど石灰質で出来ていれば、酸性雨の影響で少し溶けるので特に心配は無いと思います。他には貝類のアサリやシジミのを砕いて混ぜるののも方法。牡蠣ガラが一番良いようです。手を切らないように。
    肥料は年に一度。私は地植えにしてから、あげたことはありません。根が動く前の2月と開花後の秋にあげる程度で良いと思います。石灰と肥料の量は土壌の質で左右されるので、育ててみなければ分かりませんよね。
    石灰と肥料は毎年あげるなら、石灰を上げて土と混ぜ、その後に肥料を。肥料を先に混ぜると、石灰で無効化することも多いので。
  • 草花それとも木?
    最初にラベンダーはパンジーなどと違い草花の扱いではなく「木(樹木)」として考えた方が良いと思う。向日葵(ヒマワリ)の剪定は無いですよね。チューリップも同じ。「樹木=植木」として考えると、剪定と言う言葉も当てはまるのではないでしょうか。バラと同じですね。
  • 剪定の時期
    剪定は花が終わると同時に行いますから基本は秋。(収穫とは違いますよ。収穫は幾つか開花したときが理想ですが、花圃をどのように使うかで数日j違います。)しかし早めに剪定することで、株の蒸れを防ぐことが出来ます。翌年の3月頃になると既に花芽が出来ているので、それを切ることになる。
    流れは、花が痛み出したら、茎を低丁寧に切るか、丸く選定します。私は花が痛み出したら丸めます。
  • 剪定の位置。
    花圃から下がり4枚目〜5枚目の葉で剪定。調理に使うサラダボールを裏返したように株全体を丸く剪定すると見栄えも良く来年も元気に咲きます。地面から15センチ位ではないでしょうか。
    株が小さいか一つなら花穂一本一本を丁寧に切りそろえる事が出来ますが、沢山の株ですと大変ですよね。私は鷲掴みにして刈り込み鋏を使い、適当な長さで一気に刈り込む。その後サラダボールを裏返したような形に整えています。
  • 剪定をすると翌年花は倍になる
    剪定を行うと、切り口の下の葉の付け根部分から新芽が二本出る。花は来年二倍。刈り取ることで蒸れずに夏を過ごす事が出来る。蒸れると下の方の葉は黒く腐る。私的には思い切り下の方まで剪定します。この剪定方法はラベンダー共通の方法です。(このサイトの一部にジャンプします。)反対に植木は剪定を止めると沢山の花は咲きません。道路に咲くサツキツツジも夏前に剪定しています。
  • なぜ黒く枯れる?
    正直私も分かりません。原因は幾つかあります。
    • 鉢植えなら根が大きくなることで詰まる。
      室内管理なら少し大きな植木鉢に移動する。(涼しくなった秋に行う。遅くても翌年直ぐに。)
    • 梅雨時蒸れて枯れる。
      直接花壇に植えるなら、「うね」を作り、水はけを良くする。泥ハネが上がらないようにしたり、表面だけでも土を変えて泥ハネを防ぐ。大きくなる事を想定して植える。
  • 挿し木・さし芽を行う
    ラベンダーの多くは、3-4年位で枯れることが多いが、自分のお気に入りの株から切り取った新芽で挿し木を行うことで、お気に入りの遺伝子を残すことが出来ます。2010年の秋に挿し木を行う予定です。
  • 植木鉢から花壇に
    ポットで購入したら、一年目は大き目の植木鉢で管理。土はハーブの土を使いますが、自分が植えようとする花壇の土を30パーセント位入れて慣れさせる。植替えの基本は11月以降2月までの根が動く前。植替え直後は水をたっぷりと。3月になると根が動くのでこの時期になってから植替えは控えた方が良い。
  • 剪定の位置と全体像の写真はここをクリック。(剪定する高さは10-15cm位の方が良いと思う。花穂が大きく茎が長いので倒れやすいので。)
  • コメントはこちらに。
  • カメラ:Canon EOS 7D
  • レンズ:EF 24-70mm F2.8 L USM
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